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かつて将棋の羽生善治が7冠を全て獲ったときにずいぶんと話題になりました。ですが井山さんは全くといっていいほど話題になっていませんがこの差は何なのでしょうか。 まず当たり前の話ですが、7冠制覇と名人獲得のみでは、あまりにも業績として違いがありすぎるのです。その世界の「絶対王者」になることの重みは、最年少記録だなんだという所詮は内輪の話とはやはりスケールに大きな差があります。囲碁界には、過去このような王者は一度も誕生していません。ちなみに国外であれば李昌鎬がそれにあたると思います。 では井山名人が7冠を全部獲れば一気に話題になるのか、と言えば事はそう簡単ではありません。実績もさることながら、時代の違いも大きくのしかかってきます。 羽生さんが7冠をとったのは90年代半ばにさしかかる頃だったと記憶していますが、あの頃はまだぎりぎりですが「分かりやすい人間像、成長、成功」がまだ機能していた時代でした。相当に揺らいでいたとはいえ、「人間はかくあるべし」「こうした世界こそが理想」という共同幻想が何とか残っていた。だからこそ、「成功」というものについて国民一般の共同理解があり、「成功者」はそれだけで称賛されたのでした。 しかし今はもうそんな時代ではなく、ただいくつもの価値観が乱立していて、何が成功なのかもよく分からない状況になってしまいました。そんな中で、「その業界の絶対王者」というだけで持ち上げてもらえるのかと言えばそんなはずはない。もちろん話題にはなるでしょうが、決してスターにはなれない。 ではどうすればいいのかと言えばこれも普段から書いているとおり、その人なりの魅力を打ち出している人が持ち上げられるのです。価値観が多様化して何がいいのか分からない、そんな時代だからこそ、人々は自分を引っ張ってくれるような価値観や、あるいはそれと闘うための価値観を求めているのです。 確かに羽生さんもなかなかに個性的な人ですが、はたして今の時代だったらあそこまで持ち上げられたかと考えると、私は疑問に思っています。今の時代で話題になるためには、井山さんは彼以上のキャラクターを打ち立てないといけないわけですが、今のところは業績だけでなくこっちの面でも大きく負けています。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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将棋と囲碁の違い。囲碁だから話題にならないんだよ。 |
taka 2009/11/22 01:53 |
今晩は。 |
ディ・ロイ 2009/11/23 02:19 |
コメントありがとうございます。 |
海原 2009/11/23 22:08 |
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