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色々と議論が紛糾してきましたので、そろそろ新たにエントリーを書いてみようと思います。 また詳しく書きますが、私の基本的な問題意識は、今の囲碁界の言論状況が極めて閉鎖的であり、それを是正しない限り囲碁が広まっていかない、というものです。他のスポーツや、あるいは芸能界に対してファンが発言するような感じで、もっと気楽にファンが発言できるような環境が必要だ。それを作るために、このブログを書いています(ディ・ロイさん、真意を汲み取って下さってありがとうございます。貴殿のような方がいらっしゃるだけで、もう少し頑張ってみようという気持になります)。 さて、行きがかり上、風の精ルーラ氏との論争にもなっておりますが、あらためて発言ハードルの異様な高さを感じました。 直接の問題になったのは、私が日本棋士も中韓に対抗できるように共同研究すべき、と言ったエントリー。そこで、まあちょっと私も分かりにくい表現をしてしまったのですが、とにかく私が取材不足だとの批判が出ました。う〜ん。まず、この批判が出ること自体がまずい。そう思います。 考えていただきたい。囲碁に限らず、結果を出せないプロに対して、「努力が足りないんだ!」という批判、野次が出てくることなど普通に行われているではありませんか。面白くないお笑い芸人に対して「ちゃんとネタ考えてるのかよ!?」というヤジをブログで書く。いつも同じような負け方をするK-1ファイターに対して、「ローキックの練習しろよ!」というような批判を書く。普通によくあることですよね。もちろん、玄人っぽいファンが、そうした言説を戒めることもありますが、それは圧倒的に少数派です。 これは当たり前のことなんです。プロは結果が悪ければ非難されます。そして、結果が悪いのは、才能が無いか勉強が足りないかやり方が悪いかのどれかなわけで、才能のことを言ってもあまり意味がないので、勉強量や方法が悪い、という話になるのはごくごく当然のこと。ファンならその程度の発言はしたくなるでしょう。そこにいちいち「ちゃんと調べてるのか!?」などというツッコミを入れるのは、随分と無粋な輩だと思います。唯一有益な批判がありうるとしたら、「いや、彼もこういうことをやっていて、それなりに努力しているよ」という情報を提示することでしょう。 そんなわけで、私に文句があるなら「いや、中韓に負けないような共同研究をしているよ」という情報を提示すればよい、と言ったのですが、「情けない」という評価を頂きました。要するに、共同研究していないということを、もっときちんと証明しろ、ということらしいです。 だからダメなんですよ、囲碁界は。さっきも言ったとおり、この程度の発言はファンなら普通にしたくなるところです。それを、反対の事実を示す情報の提示も無いまま、発言者の取材不足だけを指摘するようでは、ろくろく発言もできず、業界が活性化されないでしょう。もっと無責任に発言できるようにしたい。それが私の願いです。 さらに言えば、今回の件では、私は十分に根拠を示しています。囲碁メディアで報道されていない、という事実を。そもそも、「無い」ことの証明は難しいわけで、とりあえず私が見た中ではそういう情報が無い以上、「無い」と判断するのは合理的です。批判があるなら、「やっているよ」という情報を提示すればいいのです。それも無いまま、私に対して「囲碁メディア全てに目を通したのか」「囲碁メディアに上らない情報もあるかもしれないではないか」などと言ってくる。一体どれほどの証明責任をファンに要求する気でしょうか。そんなことをやっている業界は確実につぶれます。 なお、断言しますが、日本棋士が中韓ばりに共同研究をしていることなどありえません。たとえば、2006年初夏の若手棋士講習会では、若手棋士から「中韓に勝てないのは、研究会が充実していないから」という意見が出され、それに対して張名人(そのときは碁聖だったと思いますが)が「密度の濃い研究会が必要だと思うなら、自分たちで作るべきだ」と叱ったことがあります。この時点で、棋士たちに「日本の研究会では足りない」という意識があったことは明らかです。その後、コンスタントに週刊碁などを読んでいますが、中韓の研究会の話はしばしば取り上げられていますが、日本の研究会が改善された、というような話はまるで出ていません(あるなら教えてください)。であれば、相変わらずそのまま、と考えることのどこが「勝手な推測」なのでしょうか?かなり合理性のある推測だと思いますが。 確かに、私は今書いたような根拠を詳細には書いていませんでした。しかしそれは、少なくとも一アマである私が発言をするのに、そこまでは要求されないのが普通だと思ったからです。逆に、私がそこまで細かく書いてしまうことは、言論のハードルを上げてしまう、ということも危惧していました。 何度でも言います。囲碁界やプロについて、もっと気楽に発言すればいいんです。間違っているなら、情報を持っている人が教えてあげればいい。それだけのことです。私個人は、かなり詳細にメディアなどを読み、責任をとる覚悟で発言をしています。しかし、それを一般に求めようという動きには、断固反対します。 そしてこれもまた後で詳しく書きますが、そんな動きをする人たちに限って、自分自身がロクロク調べてないことが多い。今回、反対の事実が全く提示されなかったことがよくそれを表わしています。結局、叩きやすそうなところを叩いているだけ。そういう囲碁ファンに、私は嫌というほど会ってきました。囲碁界の抱える根源的な病理と言えます。そこをぶち壊さない限り、囲碁は滅びると思っています。 |
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人を呪わば穴二つ - 批判するなら、批判される
「批判するなら、批判される(という覚悟を持つ)」こんなことは当たり前なのだが、海原氏に言わせるとハードルが高いらしい。 ...続きを見る |
Voice of Stone 2009/03/12 00:29 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
この際、囲碁の対局で決めたら? |
当方失敗 2009/03/12 11:33 |
>しかし、それを一般に求めようという動きには、断固反対します。 |
kawaguti 2009/03/12 21:08 |
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