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zoom RSS 愚かしきは「身内ノリ」

<<   作成日時 : 2013/10/08 20:15   >>

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 「日本囲碁界の未来を語る会」というイベントが昨日ニコニコ生放送で中継していたので、ちらちらと視聴してみました。感想としては予想通りのひどい内容だったとしか言いようがなく、真剣に見ていたわけではないのに「時間を無駄にした。無駄ならまだいいが、愚劣なものを見て気分を害してしまった」と思ったくらいです。見て良かったと感じたことは一点だけ、障害者への囲碁普及という話が参加者から出たことだけでした。



 このイベントの存在自体は少し前から知っていましたし、知人にも声をかけられていました。しかし私は一切参加するつもりは無かった。そもそも私は棋士やファン、囲碁関係者に期待をしていません。彼らの閉鎖性や身内ノリは嫌というくらい思い知らされました。ましてイベントの告知ページには「批判より提言を! 思想から行動へ!」などと書いてあるのだから、なおのこと期待は下がります。「批判より提言を!」というのは一般論としてはよく言われる話ではあるしまた妥当ではありますが、そもそも囲碁界においてはまともな批判などろくろくされていません。世界戦で勝てない棋士を「叩く」ことも滅多にやらない。囲碁マスコミどころか、ファンまでもが遠慮をする。これまでの日本棋院の怠慢も総括しない。他にも普及活動についても、批判がされないし出来ない空気がある。私が「goxi」というSNSで、『碁的』を身内ノリで普及効果が無いと根拠をあげて批判したところ、感情的としか言い様の無い反応が多数来ました。これまで好意的だった人達も掌を返し
たように反発を強め、「囲碁村」の同調圧力のひどさをまた1つ体感した思いでした。かようにろくな批判もされていない状況で、「批判より提言を!」と言ってみたところで、それは単に「反省や自省は放棄して突き進もう!」という現実逃避でしかありません。批判より提言を!と言いたいなら、まずは批判をきちんとやる、できるような状況を作ってからです。「思想から行動へ!」などというのも同じで、一体いつの間に囲碁界に「思想」などというものが作られていたのでしょうか?ビジョン、コンセプトと言ってもいいですが、そんなものはほとんど感じられませんでしたし、後述しますが昨日も出てきませんでした。それなのに、思想から行動へ!などと、あたかも思想は既にあるかのような物言いをする厚顔無恥にはあきれ果てます。



 ですから私はこのイベントに参加するつもりは無かったのですが、運悪く?ニコニコ生放送で視聴してしまったのです。たまたま7時半から私の好きな批評家・宇野常寛氏が出演するニコ生番組があり、それを見ようとして偶然イベントの中継がされているのを発見しました。発見したら、どれだけひどいか見てみたくなりました。ですので宇野氏の番組の傍ら、ちらちらと視聴してみたわけです。そして視聴したら、あまりのひどさに1つ文章でも書いてやれという気持ちになったわけでした。



 あのイベントの本質的にひどい点は、「極端な身内ノリ」であるということと、そしてそのことにさえ気付いていない幼稚さにあります。たとえば「大学の入試に囲碁を入れろ」などという、冗談にしてもあまりに突拍子もない、我が国の教育状況にまったく配慮しない発言が平気で飛び出しました。何より恐ろしいのは、どうやら冗談ではないらしいということです。また、日本棋院の普及指導員なる方が発言していましたが、話の内容もまとまっておらず話し方も下手で、率直に言えばこのような人にまともな指導ができるのか疑問に感じました。また堀義人氏が熱く語っていましたが、彼の話していることはある程度囲碁界に詳しい人なら誰もが考えることで、大した話ではありません。そのことは、氏がイベントについて書いた記事をご覧になれば分かります→globis.jp/2600 あの程度の話に感心していた人々は、よほど今まで何も考えてこなかったか、あるいは氏がスポンサーを見付けると言っていますから下手に氏を批判するのは得策ではないと思ったのか、どちらにせよ身内
の理屈でしかなく、話し合い・議論の名に値しません。
 そもそも右の記事には気になる箇所があります。

>過去に財界の方々が「囲碁界のために」という崇高な気持ちで時間を使ってきたが、「棋士総会から追い出された人もいる」と言う噂も聞いていた。

 これは私も聞いたことがある話で、まず真実でしょう。いかに日本棋院の棋士が腐っているかよく分かる話です。さてこうした腐った棋士会がある状況で、一体何ができるのか。それとも今は棋士が心を入れ替えたのか。もし昔のままの腐った体質なら、まずは棋士を徹底的に批判することから始めないと何もできないはずですが、残念ながら「批判より提言」ということらしいですから、期待できないでしょう。



 結局、これは単なるパフォーマンスであり、「俺たちは囲碁界のことを考えている!」という自己満足が欲しい方や「色々問題はあるけど囲碁界の未来は明るい!」と幻想を持ちたい方が作り出した身内ノリの集まりでしかない、と断じざるをえません。もちろん参加者やニコ生の視聴者にはそこにとどまらない方もいます。たとえばこちらの方→http://t.co/S7E4INN8eZこの方も書いているように、ニコ生のコメントでも、私と同じ意識に基づくものも多かった。しかしそれはあのイベントの参加者たちの多数意見ではなく、ニコ生のコメントも無視されるでしょう。



 もちろん、こうした「見たいものだけを見て、批判し合わないヌルイ関係に浸っていたい」という「身内ノリ」は誰しも持っているもので、そのことを取り立てて批判することはないでしょう。しかし、身内ノリをそのままネットで世界に垂れ流しそのことに気付きもせず、何か公的・社会的な活動をしていると勘違いするのは、愚かしくもあり見苦しくもあるということを知っておかなければならないでしょう。もはや日本囲碁界がそれに気付くことは無いでしょうが、私達はこうしたものを嘲笑いつつ、他山の石とすべきなのです。

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拝啓 「他者」無き囲碁村の皆様へ
 本来なら、無事に一年を終え新しい年を始められたことを言祝ぐべきこの時期に、このような記事を書かなくてはいけないことを非常に残念に思う。既に多くの囲碁関係者の知るとおり、小中学校に囲碁を正課として導入することを要求する署名が10万人を超えて集まり、昨年末に文部科学大臣に提出された。当ブログは、この動きに対して断固抗議する。 ...続きを見る
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
堀氏のブログ記事は→http://t.co/KeJ018dS6t でした。失礼いたしました。
海原
2013/10/08 21:12
ちなみに稲葉禄子さんのブログ→goo.gl/fb/CQgJ9 あからさまにひどい自己弁護ですね。
海原
2013/10/08 21:15
時間を無駄にした。
無駄ならまだいいが、愚劣な記事を見て気分を害した。

以上。
ただの感想なので、レスは不要。
通りすがり
2013/10/11 20:11
私の言葉を真似て揶揄しているつもりなんでしょうが、私はその言葉のあとにきちんと根拠をのべています。これは、「相手を攻撃する以上は、事実に基づいて論理的にすべきである」という手続きを踏襲するためです。しかるに上の御仁は、具体的な根拠も論理も無いまま、ただ私の文章のフレーズだけ真似て、愚劣だと一方的に断じているだけです。単なる感想でありレスも不要だと言うのであれば、わざわざ人様のブログのコメント欄に書き込まなければよろしい。そうした自制もできず、「余裕のありそうな捨て台詞」を書かずにはいられないあたりに、この御仁の頭の悪さが表れているのです。
海原
2013/10/11 21:30

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