好きなように生きます

アクセスカウンタ

help RSS 棋聖戦駄目詰め事件追記

<<   作成日時 : 2009/01/02 23:08   >>

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 19

 読者の方からご批判も頂きました、棋聖戦ダメ詰め事件についてですが、少々論点が錯綜しているようです。まず私は
@あの当時はルール自体が不適切なものだったということ
A王立誠の行為そのものはルール違反ではない


 という点については完全に同意しております。そのうえで、「ああしたルール(慣習?)が形成されていたという状況下で」、あのような行為に走った王立誠の「道義上の責任」を問題にしています。


 何度も言いますが、あのようなルールはおかしい。しかし、そうしたルールで行うという状況が「現実に」あった以上、その隙間を縫うかのような行為は慎むべきである、というのが私の考えです。


 まあ、王立誠にしても、目の前に勝ちがぶら下がったからああいうことをしたわけでして、その意味では(名誉を落としてしまった)被害者とも言えるわけです。ちなみに私が立会人であったら、柳時薫の「終りですね」の言葉に特に反対もせず明らかな駄目詰めを行っていた以上「同意したものとみなす」として、石を取るのを許可しなかったと思います。というか、トラブルになってからビデオ確認して同意があったかチェックしてる時点で、立会人含めて何をやってたのかな、と。


 何にせよ、このような行為があると囲碁の品格が落ちますから、ルールの「整備」と「運用」には気をつけないといけない、というのが私の考えです。ご意見などあったら是非お願いします。


                                  
画像

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
驚いた

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
棋聖戦駄目詰め事件〜終幕〜
 色々と紛糾しましたこのテーマですが、ひとまず今回で終わりにさせて頂きます。まずは、過去2つのエントリー及びコメントをご覧ください。 ...続きを見る
囲碁お見知り置きを
2009/01/09 21:03
棋聖戦ダメ詰め事件補足〜囲碁ファンのお子様メンタリティー〜
http://igo-omishiriokio.at.webry.info/200812/article_14.html http://igo-omishiriokio.at.webry.info/200901/article_3.html http://igo-omishiriokio.at.webry.info/200901/article_7.html ...続きを見る
囲碁お見知り置きを
2009/02/15 11:22
棋聖戦ダメ詰め事件応答
 一連の棋聖戦ダメ詰め事件のエントリーについてご批判を頂いた(http://stone.dialog.jp/voice/view/1730)。ブロガーとは議論をしてみたい、と言っていたこともあるし、こちらとしても降りかかる火の粉は払っておきたいので、いくつか反論をしておきたい。 ...続きを見る
囲碁お見知り置きを
2009/02/21 00:15

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(19件)

内 容 ニックネーム/日時
・・・あなた、法科大学院生ですよね?
あなたの発想は、不適切な終局申込みに対しても「応答義務がある」というに等しいことです。
なぜなら、王立誠はあそこでは基本的に淡々と打ち進めたに過ぎず、「応答しなかったこと」を非難しているとみられるからです。

意思の合致がない以上終局の約束は成立していない。これは法律以前に当然のことではないでしょうか。一方的で、手があるにもかかわらず終局を要請するという無思慮な行為に対し、返答しなければならないという義務を道義的にでも考える方が間違っていると思いますし、あるいはそのような義務が慣習として存在していたとみるのでしょうか?
多少極端な例を出しますが、初心者か屁理屈屋が初手黒が一手打った途端に、残り360目全部黒地だということで、「終局ですね」と言ってきたら、それにわざわざ応対しなければいけないってことでしょうか?
雪蒼銀の刀
2009/01/03 12:12
 コメントありがとうございます!

>>あなたの発想は、不適切な終局申込みに対しても「応答義務がある」というに等しいことです>>

 うーん、そういうことは言ってないのですが。「状況によっては」応答義務はある、と考えていますが。

 そもそも、仮にあのとき、例えば王立誠がコウにする手を見ていて、それを実行したとかなら問題にはならなかったはずなんですよ。「王さんは柳さんに見えない手を読んでいた」みたいな感じで。
 しかし、あの場面では正に「淡々と打ち進めた」わけで、「狙っている手があった」という状況ではない。せいぜいが、アタリの石をつなぐだけですよね。そのような状況だったのなら、相手が終局要請をしてくれば、それに答える義務はあるでしょう。


海原健叡
2009/01/04 14:54
 つづきです。

>>一方的で、手があるにもかかわらず終局を要請するという無思慮な行為>>
 まず、この発想がどうなのかな。そもそも「終局の要請」自体が一方的なのは当然のこと。「手があるにもかかわらず」要請するのが思慮が無い行為だとおっしゃいますが、「合意という慣習」自体が、アタリなどの手は残っている段階でなされていたわけですから、それが思慮のない行為だというなら、悪いのはそのような慣習でしょう。王プロが、合意に反対していた、というならばまた話は違ってくるかもしれませんが、彼だってそのような合意を何度もしていたはずですよ。

 貴殿の出された例の場合は、応答義務など無い、というのは上記のとおりです。
海原健叡
2009/01/04 14:54
〈せいぜいが、アタリの石をつなぐだけ〉そんな簡単な基本が出来ないプロの方が、名誉を落とした事件だと思います。
たなか
2009/01/04 18:36
前にグダグダ終局を喩えて「談合」という言葉を出しました。海原さんの理屈を敷衍すれば、「談合という慣例は悪でも、それには従うべきだ。内部告発などは道義的に問題がある」となります。インサイダーにとって内部告発者は「裏切り者」かもしれませんが、より大局的(第三者的)な視点から見れば、好ましい行為です。囲碁ファンから見て王立誠の行為は道義的にも非難されるべきものではないと思います。

自分が見たくないものを安易に、道義だ、品格だという言葉で非難するのではなく、もっと長期的、大局的に見るべきでしょう。王立誠の行為によって碁界に起きた変化は良かったのか、悪かったのか。

私に言わせれば、旧弊を打破することこそトップ棋士の道義的責任であり、相手が間違えたら容赦なく勝ちに行くというのが勝負師の品格です。道義とか品格という言葉は、自分に都合の良い解釈が可能です。
hidew
2009/01/04 23:43
>「王さんは柳さんに見えない手を読んでいた」みたいな感じで。

実戦で起きたことがまさにそれです。王さんはアタリという手を読んでいて、柳さんにはアタリが見えていなかった。簡単な手と難解な手に勝手に線を引くべきではありません。囲碁なんて全て錯覚で勝負がつくんです。

>あの場面では正に「淡々と打ち進めた」わけで、「狙っている手があった」という状況ではない。せいぜいが、アタリの石をつなぐだけですよね。

結果的に手があるか否か、ということは問題の本質ではありません。たとえば「事故を起こさなければ飲酒運転しても良い」とはなりませんね。ダメ詰め前の終局要請そのものが無思慮な行為であり、それ故に終局合意という慣習は悪なのです。

1手目の終局要請に応答義務がないのならば、300手目の終局要請にも応答義務はありません。序盤と終盤でルールがねじ曲がる理由はなんですか。

蛇足ながら付け加えますと、神の視点では1手目から最終手まで、全てが「アタリにツグような必然手」の連続です。それをあえて打ち、間違えまくるのが「人間の碁」です。
hidew
2009/01/04 23:47
高尾プロを 賞金額が低いので海外期戦は手を抜いている、と書くこのブログが品格を語れるのでしょうか?
カワシマ
2009/01/05 01:06
>>うーん、そういうことは言ってないのですが。

そのつもりがなくても、自分の言ったことはそういうことだというのを把握してもらわなければ困ります。

>そもそも「終局の要請」自体が一方的なのは当然のこと。

だとしたら、そんな一方的なものに対して、応答しなかった人間を非難する方が間違っているでしょう。
双方の合意なくして勝手に勝敗を決めてはならないというのは囲碁においては根本的な勝負の秩序であるといえます。慣習で一方に義務付けるようなことをしてまで合意を擬制していい所ではありません。応答させるということは思考を中断しろというにも等しいことにも注意しなくてはいけません。

>彼だってそのような合意を何度もしていたはずですよ。

慣習ではなく、ただ単にきちんとした終局の合意があったととらえれば済む話です。

法科大学院生なら、慣習としてそれなりの力を認められてよいものがどんなものかという弁えがなければ困ります。
囲碁において合意なくして勝敗を決めてもよい、というのを根本的秩序とみなさないのなら話は別ですが…
雪蒼銀の刀
2009/01/05 06:59
皆さんコメントありがとうございます。

ちょっと忙しいので、きちんとした応答はしばらくお待ちください。

他にもご意見のある方はお聞かせください。
海原
2009/01/06 19:52
海原さん、初めまして。 10以上記事読ませてもらいましたが、なかなかいい感じだなあと思いました。
読んでいる限り、ご自分を三流だなどとおっしゃる理由は見当たりませんでしたが・・・。 もっと自信を持たれてもよいのでは? 何よりブログをちゃんと運営している、すごいことだと思います。

戦駄目詰め事件ですが、私も気になったことのある一件でした。 私自身が王さんの立場だったらどうしたか? 架空の話をしてもしょうがないのですが、迷ったと思います。 ただ、打ち抜かなかっただろうなとは思います。 負けることに腹を立てるなら、それは負け碁を作り上げてしまった自身の弱さに、が妥当だと思われますので。 王さんの行為は恥ではないという方もおられるようですが、私のは恥に写ります。
ディ・ロイ
2009/02/11 20:01
「私には恥に写ります」の間違いです・・・。 ルールの問題と見ることもできますが、私は「碁に勝つ」とは、棋力で相手の上をいくということだと捉えています。 柳さんがアタリに気がつかないような棋力だとは思えないので、棋力以外の問題だったでしょう。
ああいう手段で勝っても全然嬉しくないというか、屈辱的ですらあります。 私にとって重要なのは棋譜。
ルールなどというものは棋譜作りを助けるためにあればいいと思っています。 私が棋士なら、酷い棋譜を作ったことを恥じたでしょうね。 ダメ詰め作業だったとすれば、アタリにツガなかった柳さんの不手際も特にどうということもありませんし。
ディ・ロイ
2009/02/11 20:19
あの棋譜を見た時はあまりの酷さに顔を歪めましたね。 その時から王さんには好感が持てなくなってしまいました。 反対に柳さんは可哀想だとは思いましたが。 私見を長々と失礼しました。
ディ・ロイ
2009/02/11 20:24
「ダメ詰め作業だったとすれば、アタリにツガなかった柳さんの不手際も特にどうということもありませんし」

紛らわしい表現をしてしまったので、補足します。 「ダメ詰め作業」と書きましたが、これは「計算し易くするための作業」という意味で使いました。 煩わしい計算をするとき電卓を使うのと同じケースです。 というわけで、終局として認められる段階かどうかで火花が咲く方の「ダメ詰め」の意味ではありませんでした。
ディ・ロイ
2009/02/12 05:15
私としては地を増やす手がない段階で終局に移行すると考えているので、ほとんど整地と同じ意味で使いました。 私の言葉が足りなかったわけですけれど、いちいち大変なものですね。
ディ・ロイ
2009/02/12 05:20
 ディ・ロイさん始めまして。コメントとおほめの言葉ありがとうございます。そう言って下さると励みになります。ただ、私などはただの青二才ですので、三流で十分だと思っています。

 あの行為が恥だと思う方は、私や貴殿の他にもたくさんいます(だからこそ問題になったわけでして)。それが囲碁ファン、というより一般の人に悪影響を与えるおそれがあるので、その視点で一つ書いてみたのです。

海原健叡
2009/02/12 18:10
>>私にとって重要なのは棋譜。ルールなどというものは棋譜作りを助けるためにあればいいと思っています
>>私としては地を増やす手がない段階で終局に移行すると考えている

 これは貴殿ならではの解釈、というわけではなく、日本囲碁界自体がそう考えていたはずです。この点について私は「趣旨」という言葉を使いましたが、要は、こうした趣旨や理念が「日本囲碁界に暗黙の了解としてあったという事実」の下で、王さんがああした行為をしたのが、すごく醜く映るんだと思います。

 最初から、最後の最後まで勝負の世界戦だったら、何ら問題にはされなかったでしょうしね。

 というわけで、悪感情を持つメカニズムについて説明して見たんですが、誰かに届いてくれたなら幸いです。

 これからもよろしくお願いします!
海原健叡
2009/02/12 18:11
はじめまして緑一色ともうします。
半年以上もたってからコメントするのも失礼な話ですいません…。
この事件は最近知りました。
ルール上やっていいということなら何をしても良いというのも一理ではありますが
ああいう碁をプロがやり続けていたら囲碁の品格が落ちますし
アマチュアに対する示しも何もなくなると思います
プロにはそこを目指す人たちがいるという象徴として、強く気持ちの良い碁を打つ存在であってほしいです。
そしてこれに関してはルール改正が必要だと思います(もしかしたら、もうされたのかな?)
勝負がかかっている以上どんな形であれ文句のつくような事態があってはならないと思います。
言った言わないなんていう言葉で囲碁が片付いてしまうなんて悲しいです、そんなのは知り合い同士の遊びで終わってほしい…。
そんなことを思い急にコメントさせていただきました、すいません。
緑一色
2009/07/05 19:40
 コメントありがとうございます!昔のエントリーにコメントいただき、むしろ嬉しいです。

 お気持ちよくわかります。私も全く同じ思いから一連のエントリーを書きました。もちろん、あれはあれでいい、と思う方もいらっしゃるでしょうし、そうした方は別に構わないのですが、そうでない方にとってはやはり深刻な話だと思います。

 ルール改正については、イマイチよく分からないんですよね、実は。NHK杯なんかでは確認をしているみたいですし。その辺、もう少し厳密になればいいですね。
海原
2009/07/05 19:59
同意を持って終局とするのは最近改善されたのですよね。
それは、紛らわしいからではなく、「卑怯」だからなんですよね。単純なダメだけだと思って同意を求めても、実は他の所に大事な難しいプロでも自分にしか解答が出せないような手どころがあったら、正に「同意」に解答すること自体が手どころがあるとヒントを与えたことになるから。
よって「同意を求める行為」は時に特に半目を争う勝負では「卑怯」な振る舞いになる。よって、今では同意のルールが改善された。
それとも、終局間際(250手以降)では、プロでも「アタリと言うこと」をルールに加えますかね。
ノンタくらしき松
2012/03/24 04:44

コメントする help

ニックネーム
本 文

サイト内ウェブ検索

棋聖戦駄目詰め事件追記 好きなように生きます/BIGLOBEウェブリブログ
[ ]